京都市立芸術大学 合格者の入試再現作品です!
2024-04-02
カテゴリ:京都市立芸術大学対策
注目
今年、京都市立芸術大学(京芸)に合格した本校生徒の再現作品を紹介します。
京芸の入試では、描写・色彩・立体の3科目が課せられます。(総合芸術学科は描写と小論文)
描写はこれまでと少し傾向が変化し、動いているモノの描写が必要な課題でした。
色彩も昨年と同様に配布された絵具のみを用いた課題、立体も珍しく数色の色紙を使用する課題でした。
やや変化球的な入試内容ではありましたが、大筋としては例年の出題傾向から外れておらず、本質的な造形の力を問われているものでした。なので普段からあらゆることに興味を広げつつ入念に実技対策をしていれば、落ち着いて解答することが出来たのではないかと思います。
京芸の入試は、その年によって素材や条件が突飛に思えることもあります。基礎力に加えて、本番で慌てずにあらゆる条件に冷静に柔軟に対処する力が必要です。本校では試験直前に類似のモチーフや想定描写の課題を出題していました。ある受験生からは「そのおかげで落ち着いて受験できた」と言ってもらい、嬉しく感じました。今後も基礎力に加え、どんな状況にも恐れず対応できる力をつけてもらえるような指導を心掛けていきたいと思います。
応用的な条件でありながらも本質的な造形力を問う京芸の出題は、受験指導をする側としても非常に緊張感を感じるものですが、芸術家となるには欠かせない力が問われています。これからも芸術家育成の一端を担う者として、スタッフ一同研鑽しつつ指導にあたりたいと思っております。
末尾になりましたが、合格された皆さん、おめでとう!よく頑張りました!!これからの大学生活が実り多きものになりますよう、お祈りしています…!
(講師 猪股)