今年は美術系高校受験志望者の多い年でした。

そのため、毎回の講評での作品数も多く、お互いを刺激し合い、良い結果に向かっていったのだと思います。

今回は中学2年から受験対策をスタートして見事京都市立美術工芸高校に合格した生徒の作品を紹介します。

習い始めてちょうど1年目のデッサン。中学生としては十分上手いです。形の取り方もしっかり理解しています。

しかし光の表現や距離感などに強弱がなくどことなく単調な仕上がりになっています。

習い始めて2年目。受験間近のデッサン。

週に1回3時間のデッサンを毎週積み上げて来て充実した仕上がりになっています。

空間や光に強弱が出て来て絵に臨場感が出ました。

それぞれの質感の描き分けもしっかり出来ています。

机上面の影も描くことによって余白により説得力が出ました。

美術系高校受験のデッサンは基本的な形のモチーフの出題が多いです。

それを習得するために反復練習が必要になってきます。

また、絵が大好きで自分の好きな世界を持っていることがなにより大事です。

講師　沖谷