本文へ移動

受験科基礎科Blog

【基礎科(桂教室)】京都市立美術工芸高校合格者の描写について

2025-04-17
カテゴリ:京都市立美術工芸高校対策
中学2年から美術系高校受験対策を始めた生徒の描写の成長をみていきます。
中学2年の春休みの作品。春期講習で初めて数枚目のデッサン。デッサンの形の基本は直方体(立方体)、円柱、球です。ほとんどのものがその基本形態を応用することで表現できます。そのため円柱は何度も練習していきます。
大きな形は捉えられていますが上面と下面の楕円の関係性がまだまだ理解不足。またデッサンの理想とする完成が頭にないので漠然とした仕上りになっています。しかしこのデッサンをスタートとして色々なことを身につけていきます。
中学2年の秋。夏期講習も終えてぐっと成長しました。描き込む力もつきデッサンらしくなってきています。しかし植木鉢の楕円が少し角張ったりと問題点は色々あります。そう簡単には円柱は上手く描けません。
中学3年の冬
入試直前の作品。2時間で2点のモチーフを描き切る力もついてきました。また2点のモチーフが同一平面に置いてある感じもしっかりみえてきます。
問題点をいえばまだ色々ありますが精一杯課題に取り組んでいる迫力を感じます。

個人の成長は様々です。数枚で問題点をクリアできる人もいれば何十枚も描いてやっとクリアできる人もいます。しかし頑張れば必ずクリアできると思っています。入試課題はとびぬけた感性を見ようとしているのではなく描写の基本を身につけているかどうかを判断するもの、誰でも絵が好きなら身につけられる範囲のものです。美術に興味があれば是非、美術高校も考えて見てください。その対策のサポートをいたします。
TOPへ戻る