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受験科・基礎科Blog

ベーシックな色面分割~京都市立芸大入試に向けて~
2023-07-11
毎日暑くなってきました 生徒達もヒイヒイ言いながら日々頑張って通っています。

さて、今回は京都市立芸大をめざす高卒生の作品です。各作品とも、絵の具チューブは3色のみに加え、白色のチューブしか使用してはいけない(混色可)という課題でした。

線と円の構成による色面分割は、色彩の課題としては非常にベーシックなものですが、質の高い作品を作るにはセンスと経験が必要です。「基本」というと簡単なように思えますが、実に奥が深く、なかなか簡単には習得できません。色や形の構成に加えて、広い面積をムラなく塗りきる技術も必要です。

京芸の色彩入試は年によってモチーフや主題が大きく異なることが多く、表面的な部分に惑わされてしまうことがよくあります。しかしいつの入試でも、美術にとって本質的なことが問われているように感じます。条件を的確に理解する力や柔軟な発想力に加え、やはり基本を大切にすることが作品の質を高めるためには不可欠です。

現役生はもちろん、浪人生にはいまいちど基本に立ち返って、足りないところを充実させてほしいと思います。

講師ino
京都美術学院

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